俺のための天体撮影メモ

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【撮影失敗】M27(あれい状星)

こんにちは,こまです.先日撮ったあれい状星雲(M27)を紹介したいと思います.

まずは,写真。

 

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M27(あれい状星雲).2020/08/05都内某所から撮影.トリミング済み.

機材

 

ひどすぎる!一応かろうじて,うっすら写ってはいるが薄く,完敗.以下に反省点を上げます.

 

反省

  • 誤ってJPGで撮ってしまった
  • ダーク処理,フラット処理を全くしていない

 

色々な問題があるのは間違いないが,まず最大の失敗はRAWで撮影するのを忘れたこと.JPGで撮影してしまったせいで写真のヒストグラムの飽和部分(山の頂点付近)が完全にカットされてしまい,必要だった情報もカットされてしまった.

 

次に,ダーク処理・フラット処理について.上にあげた画像は全くこれらの処理をしていない.画像はトリミングしてあるので特にはわからないけど,周辺減光が半端じゃない.ダークは撮るには撮ってあったが,いまいち「これでいいのか?」という感じがあったので全く使わずに画像処理をしてしまった.元画像さえあれば後でいくらでも処理しなおせるから,後日ダークを使ってもう一度処理をしたい.それと,フラット用の画像も別で用意しておく必要がある.

 

 

---フラットフレーム作成---

鏡筒に半紙をかぶせ,ライトを当てる(曇天の空でもいいらしい).

RAWで適当な枚数を撮影し,ダークも撮影する(同じ環境・同じ枚数).

ダークのみで先に加算平均合成をしてダークフレームを作成し,撮ったフラット用画像1枚1枚からダーク減算をする.

ダーク減算をしたフラット用画像を加算平均合成してランダムノイズを低減.

フラットフレーム完成.

 

 

一方で,今回の撮影で成功したことは星像があまり伸びていないこと.当たり前のことかもしれないけど,以前までは極軸合わせがかなり雑で,露出30秒もすれば像が伸び始めた.しっかり極軸合わせについてネットや説明書で調べて実際にやってみると,1分でも伸びが軽めに収まった.極軸合わせは大事.(結構面倒だったが...)

 

総評としては最悪だが,勉強になることがたくさんあった.M27は7~9月くらいまで見えるから,もう1回ぐらいは撮りたい.画像処理も全くの素人だから,それについても勉強したい.終わり。

 

こま